東京五輪も21年WBCもMLBはNG 大谷の侍J入りますます遠のく

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「日本で開催されることにすごく興味はあるし、野球が選ばれるので出場したいと思うのは、普通のこと」――。

 エンゼルス・大谷翔平(24)が22日の帰国会見で、2020年東京五輪出場に前向きな姿勢を見せた。

 MLBは、これまで現役メジャーリーガーの五輪派遣に反対の姿勢を崩さなかった。15日にはロブ・マンフレッド・コミッショナーが「(選手の派遣基準は)まだ、正式に決まったことは何もない。東京五輪が素晴らしい大会になるよう、可能な限りサポートしたい」と話したものの、五輪が実施される8月はポストシーズン進出争いが熾烈になる時期。MLBが盛り上がる時期だけに、シーズンを中断してまでメジャーリーガーを派遣するはずがない。

 大谷も事情を理解しているからだろう。「僕の気持ちだけで、どうの(出場の可否)ということはない」と複雑な心境を吐露した。

 国別対抗戦であるWBCにしても、大谷の言うように選手の意思だけで出場することはできない。各球団のGMとも、選手の故障など、肝心のレギュラーシーズンへの影響を恐れて、派遣に二の足を踏んでいるからだ。

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