巨人山口オーナー“異例のラブコール”は丸争奪苦戦の表れか

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「もちろん非常に素晴らしい選手ですよね」

 28日のオーナー会議後、巨人の山口寿一オーナーがFAでの獲得を目指す丸佳浩(29)について、「立て板に水」のごとく、こう熱弁を振るった。

「2年連続MVP、それだけチームに大きく貢献してきた選手で、大変尊敬すべき選手だと思っています。丸選手はもっと前からチームへの貢献は大きい選手。高校2年のときに秋の関東大会前に投手に転向しているんでしょ。それで関東大会で優勝してセンバツに出た。千葉経大付を出てカープに入って、高卒1年目で確か6月だったかな、ウエスタン・リーグの月間MVPを取っているんですよね。本当に高校生の頃からチームに貢献する選手で……」

 10年以上前の高校時代や新人時代のエピソードを織り交ぜながら、丸のことを持ち上げると、「当方としては最大限のリスペクトを込めて、熱意、誠意を示している。真剣に考えてもらえればありがたいと思っています」と、改めてラブコールを送った。

 異例だろう。球団社長や編成トップの原監督ならまだしも、今年7月にオーナーに就任した読売グループ代表取締役社長が丸の過去の経歴を持ち出してホメ上げたのだ。

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