4月最優秀は選外 マリナーズ雄星に課せられる新人王ノルマ

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 マリナーズ・菊池雄星(27)が3日(日本時間4日)、敵地クリーブランドでのインディアンス戦に2勝目(1敗)をかけて登板。オープナー(1回を無安打無失点)を務めた4月26日のレンジャーズ戦以来となる中6日でのマウンドは立ち上がりから直球主体の投球を披露。最速157キロの速球を軸に相手のバットに空を切らせ、メジャー最長となる七回まで投げ、3安打1失点。移籍後最多で初の二ケタ奪三振となる10個を奪ったが、味方打線が1点しか援護できず同点のまま降板。勝利投手の権利は掴めなかった。

 2日には4月のア・リーグ月間最優秀新人が発表され、レイズのブランド・ロウ二塁手(24=打率2割8分9厘、6本塁打、17打点)が受賞。3、4月に7試合(計33回3分の2)に登板し、1勝1敗、防御率4・54の菊池は候補にすら挙がらなかった。

 今季の菊池は故障防止を重視するチームの方針から、年間の投球回数は170に抑えられる見込み。イニングがかさめば、シーズン途中でシャットダウン(休養)の可能性もあり、他球団のルーキーに比べて新人王争いでは不利になりかねない。

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