MLBとは対照的 旧態依然な“天下り天国”日本プロ野球の限界

公開日: 更新日:

 よく解釈すれば、面倒見がいいということか。

 去る22日、NPBが発表した昨年の戦力外、引退選手計136人の進路調査結果に関してだ。

 それによれば野球関係に進んだのは104人(約76.5%)。そのうち75人までがNPB(他球団と契約、コーチ、職員、スタッフなど)にとどまっていることが分かった。

 そんな日本のプロ野球界と対照的なのが、米国のメジャーリーグだ。

 メジャーにはそもそも引退した選手の面倒を見る土壌がないし、選手もまた、辞めた後の面倒を球団に見てもらおうという意識はない。引退後は大学に入り直して会社員になるなど、野球とはまったく無縁の人生を送る選手もザラだ。

 現役時代に実績ある選手でも、コーチや監督になれるとは限らない。最近はむしろ、現役時代の実績が邪魔になる風潮すらある。「名将」の異名を取った古いタイプの指揮官も敬遠されるようになった。

■データを生かすエキスパート

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘