修復不可能? ドジャーズ前田が日系指揮官に反発した代償

公開日: 更新日:

 もはや指揮官との間に生じた亀裂は修復不可能ではないか。

 ドジャース前田健太(31)がデーブ・ロバーツ監督に対し、反旗を翻したのである。前田が感情を爆発させたのは、30日(日本時間1日)のロッキーズ戦だった。四回まで1安打無失点と好投しながら、五回に連打で無死一、三塁のピンチを招いて、次打者を三振に仕留めたところで指揮官に交代を告げられた。これに前田は「ここから粘ろうとスイッチが入った場面。先発だったら誰もあそこで代わりたいとは思わない。ノーと連呼していた」と試合後、不満をぶちまけたのである。

 この試合で前田は先制のホームを踏み、スクイズを決めるなどバットでも貢献しながら8勝目を逃した。怒りをあらわにするのは当然だが、指揮官には日本人投手の態度が反抗的に映ったのだろう。ロバーツ監督は球数(88)の多さなどを降板理由とし、「交代したい先発投手はいない」と苦言を呈した。

 日本人の母を持つロバーツ監督は、規律に厳しいことで知られる。昨季、全力疾走を怠った主砲ベリンジャーを懲罰交代させるなど、普段は温厚でも厳格な一面を持っている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    年収1億円の大人気コスプレーヤーえなこが“9年間自分を支えてくれた存在”をたった4文字で表現

  2. 2

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  3. 3

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  4. 4

    “やらかし俳優”吉沢亮にはやはりプロの底力あり 映画「国宝」の演技一発で挽回

  5. 5

    山尾志桜里氏“ヤケクソ立候補”の波紋…まさかの参院選出馬に国民民主党・玉木代表は真っ青

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  2. 7

    フジテレビCM解禁の流れにバラエティー部門が水を差す…番宣での“偽キャスト”暴露に視聴者絶句

  3. 8

    国分太一は“家庭内モラハラ夫”だった?「重大コンプラ違反」中身はっきりせず…別居情報の悲哀

  4. 9

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  5. 10

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒