昨季最多勝カープ大瀬良は先輩マエケンの“野球脳”が参考書

公開日: 更新日:

 昨季、リーグ最多15勝を挙げ、チームの3連覇に貢献した広島大瀬良大地(27)は、かつてのチームメート、ドジャース前田健太(30)を手本にしている。

「一番凄いのは空振りの取れる真っすぐ。もちろんスピードはあるけど、メジャーの中だと際立って速いわけではないと思う。でも、それでも空振りが取れる。スライダーやチェンジアップも一級品で、どのボールでも勝負ができる。一つ一つの精度が高くて、なおかつ配球の組み立ても頭を使って、駆け引きしながら打ち取っているので、野球の頭が良いというのは(広島で)一緒に過ごしていても凄く感じた。広島時代にもいろいろ話を聞いたんですが、結構感覚的なことも多くて、『そんな感じでこういうピッチングができるんだ』と、僕にはちょっと難しいと感じる話もありました(笑い)」

 前田と話したことでマウンドでの取り組み方も変わった。

「きちんと考えてやるようになったんです。これまでは『困ったら自信のあるボールを投げて、打たれたら仕方ない。抑えたらよっしゃあ!』……で、いいと思っていたんですけど、今はどうやったら抑えられるかというのを考えてやるようになった。今でもちょこちょこ連絡は取って、困ったときに聞いています」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々