西武秋山 死球骨折後のリハビリ開始も海外FAへの影響は?

公開日: 更新日:

 何とも間が悪いケガである。

 4日、西武秋山翔吾(31)が所沢でリハビリを開始した。10月31日に行われたプレミア12のカナダ代表との強化試合で死球を食らい、右足薬指を骨折。大会辞退となった。

 メジャー移籍を目指す秋山にとってはさぞ無念だろうが、気掛かりなのが海外FAへの影響だ。メジャーはとにかく故障歴に敏感。徹底的な身体検査の結果、不利な契約を結んだ選手は少なくない。近年でも2015年オフにポスティングでドジャースに入団した前田健太は検査で「イレギュラーな部分があった」とされ、年俸3億8000万円の8年契約。出来高は多くついたものの、高額契約を勝ち取ることはできなかった。

 秋山には複数球団が興味を示しているといわれている。今回のケガで撤退、あるいは安く買い叩かれることはないか。

 スポーツライターの友成那智氏は「ほとんど影響はないでしょう」と、こう続ける。

「肩ヒジや股関節の負傷ならばともかく、足の指ですからね。指でも母指球なら、今後の打撃などに影響が出るかもしれませんが、薬指なのでその心配はないはず。死球という突発的なアクシデントなので、秋山は故障しやすいとか、そうした評価にはなりません。過去のケースでは14年の日米野球で、当時マリナーズに所属していたカノが死球で右足の小指を骨折。3週間程度で完治し、翌年のプレーにもケガの影響は見られなかった」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    日本球界今オフを襲うポスティング地獄…“予備軍”もゴロゴロ、空洞化ますます加速

    日本球界今オフを襲うポスティング地獄…“予備軍”もゴロゴロ、空洞化ますます加速

  2. 2
    佐々木朗希とのただならぬ関係…陰で糸引く「黒幕」は大船渡高時代の韓国遠征まで追いかけた

    佐々木朗希とのただならぬ関係…陰で糸引く「黒幕」は大船渡高時代の韓国遠征まで追いかけた

  3. 3
    ついに国民年金65歳まで納付案が…政府がヒタ隠す「年金積立金250兆円」という都合の悪い真実

    ついに国民年金65歳まで納付案が…政府がヒタ隠す「年金積立金250兆円」という都合の悪い真実

  4. 4
    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

  5. 5
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

  1. 6
    「白鵬の弟子」押し付け合い勃発! あちこちから聞こえる師匠譲りの不穏な評判

    「白鵬の弟子」押し付け合い勃発! あちこちから聞こえる師匠譲りの不穏な評判

  2. 7
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 8
    キムタク主演ドラマがまさかの1ケタ…“考察”慣れしすぎて王道スポ根が楽しめない?

    キムタク主演ドラマがまさかの1ケタ…“考察”慣れしすぎて王道スポ根が楽しめない?

  4. 9
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 10
    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異

    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異