2連覇西武の“核弾頭”秋山翔吾を巡り 日米で大争奪戦の内幕

公開日: 更新日:

■「最後の対戦に」

 水面下ではすでに、日米による争奪戦の火蓋が切られている。24日のロッテ戦で2安打5打点、パ・リーグ2連覇達成に貢献した西武の核弾頭で、今季海外FA権(9年)を取得した秋山翔吾(31)のことである。

 楽天戦が行われた去る20日、「文化放送ライオンズナイター」のツイッターで配信された動画に出演したときのことだ。八戸大(現八戸学院大)の同級生である楽天・塩見が先発することに触れ、「今季最後の対戦になるかもしれないし」と言った直後に「いや、最後の対戦になるかもしれないので、僕自身、塩見との対戦を楽しんでやりたい」とあえて言い直した。この動画を見た関係者やファンの間で、いよいよ移籍を決断したのか、との臆測を呼んだのだ。

 秋山は8月20日に海外FA権を取得。その際には「今どうこう言うことではない」と話すにとどめているが、昨オフの契約更改では19年シーズンで3年契約が満了することを踏まえ、球団から提示された新たな複数年契約を固辞。3年目の今季は、1500万円増の2億3500万円でサインした。メジャー挑戦を含めたFA権行使に含みを持たせていた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」