著者のコラム一覧
山田隆道作家

1976年、大阪生まれ。早大卒。「虎がにじんだ夕暮れ」などの小説を執筆する他、プロ野球ファンが高じて「粘着!プロ野球むしかえしニュース」などの野球関連本も多数上梓。各種スポーツ番組のコメンテーターとしても活躍中。

受賞者に異論はないが…MVPと新人王の記者投票結果に愕然

公開日: 更新日:

 セ・リーグの新人王がヤクルト村上宗隆に決まった。村上は高卒2年目の今季、打率・231、本塁打36、打点96を記録。本来ならぶっちぎりの新人王だろうが、阪神のルーキー・近本光司がセの新人最多安打記録を更新する159安打を放ち、36盗塁で盗塁王も獲得したため、記者投票では接戦となった。

 あらためて投票結果を見てみると、有効投票数299票のうち、168票が村上、129票が近本。その差39票で村上に軍配が上がったわけだが、そもそも長距離砲の村上と俊足のリードオフマンである近本の成績を比較すること自体が難しいため、これは本当に甲乙つけがたい。よって、近本には新人特別賞を授与することとなった。

 私は虎党だが、この結果に文句はない。たとえ村上と近本の投票結果が逆であっても、それはそれで一部から異論は出るだろうし、それどころか在阪の虎番記者による組織票がどうちゃら……などと批判されていたかもしれない。記者投票で選ぶ以上、時の運もある。

■誰の仕業か

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?