山口俊ブルージェイズで配転の噂も…先発で生き残る根拠

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 山口俊(32)の入団が決まったブルージェイズに韓国人左腕が加入する。

 ドジャースからFAとなっていた柳賢振(32)と4年8000万ドル(約87億5300万円)で合意。今オフのFA左腕では、ダイヤモンドバックス・バムガーナー(前ジャイアンツ=5年約93億円)に次ぐ高額契約だ。

 今季の柳は29試合に登板して14勝5敗、防御率2・32。サイ・ヤング賞投票では2位に終わったが、最優秀防御率を獲得し、ブルージェイズにはエース待遇で迎えられる。

 メジャーを代表する左腕の加入で、山口は先発からリリーフに配置転換されるともっぱらだが、本当か。

 ブルージェイズの先発陣で確実に計算できるのは柳の他に今季、唯一ローテを守った右腕のソーントン(6勝9敗、防御率4・84)だけ。先発投手の頭数が絶対的に不足しているのだ。ローテの軸に期待される柳にしても、2015、16年は肩、肘を相次いで痛め、2年間でわずか1試合の登板に終わった。ドジャースが再契約を見送ったのは、191センチの長身ながら、体重113キロと肥満体形なこともあり、故障の再発リスクを懸念したからだという。

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