エ軍大谷が最後の紅白戦登板 2年ぶり白星に“80球の試練”

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 エンゼルス・大谷翔平(26)が19日(日本時間20日)の紅白戦に最後の調整登板。5回を5安打無失点の6奪三振。過去2度の登板で計12四球と乱れたが、この日も4四球と制球に課題を残した。

 今季はローテの3番手として、日本時間27日のアスレチックス戦での復帰登板が見込まれる。強力打線を相手に約2年2カ月ぶりの白星を期待されるが、右肘靱帯を修復するトミー・ジョン(TJ)手術明けだけに、球数制限が設けられる。

 エンゼルスの過去の例からみると、復帰1年目の先発投手は80球が目安となる。登板日前後以外はDHで打席に立つ大谷は負担を減らすため、他の投手以上に配慮される可能性もある。

 80球前後に制限される今季、それでも白星を得るには極力、少ない球数で試合をつくらなければならない。

 投打の二刀流を務めた渡米1年目の2018年の投球内容を見る限り、80球のハードルは高い。メジャー1年目は10試合計51回3分の2に登板して4勝2敗、防御率3・31。1試合平均では約5・1回を投げ、球数は約85球だった。先発投手のノルマとされる100球に達したのは、5月13日のツインズ戦(103球)、同20日のレイズ戦(110球)の2試合のみだった。

 今季は効率のよいマウンドさばきが求められる。

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