著者のコラム一覧
山田隆道作家

1976年、大阪生まれ。早大卒。「虎がにじんだ夕暮れ」などの小説を執筆する他、プロ野球ファンが高じて「粘着!プロ野球むしかえしニュース」などの野球関連本も多数上梓。各種スポーツ番組のコメンテーターとしても活躍中。

阪神優勝より大事 大山とサンズの本塁打数が気になる!

公開日: 更新日:

 早いもので、もう9月の中旬である。普通、この時期のプロ野球というとペナントレースの終盤で、優勝がすでに決しているか、あるいは熾烈な優勝争いの真っただ中だったりする。しかし、今年はコロナ禍によって開幕が3カ月近くも遅れたため、現時点での試合消化数の尺度ではだいたい例年の6月下旬あたりに相当する。まだオールスター前ということだ。

 さて、その時期に置き換えて現在のセ・リーグを見てみると、我が阪神はなんとか2位につけながらも首位・巨人に大きくゲーム差を離されており、早くも優勝が厳しい状況にある。しかし、私としてはそんなのどうだっていい。在阪のスポーツ紙や放送局は連日のように「打倒、巨人」だとか「逆転優勝のためには?」だとか、つまりペナントの行方を最注目事項に設定して騒いでいるのだが、私はそれよりも個人記録に一喜一憂する日々を送っている。

 とりわけ気になるのはセのホームランランキングである。14日時点で1位は岡本和真(巨人)の21本、2位は大山悠輔(阪神)とサンズ(同)の18本。これ、古い阪神ファンならいかにすごいことかわかるだろう。新聞やネット記事のタイトル争い欄を見たとき、この並びが目に飛び込んでくることの衝撃たるや、すさまじいものがある。巨人の4番に次いで、大山とサンズが2位。しかも2人とも、オールスター前(仮定)に20本に到達しそうな勢いだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋