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山田隆道作家

1976年、大阪生まれ。早大卒。「虎がにじんだ夕暮れ」などの小説を執筆する他、プロ野球ファンが高じて「粘着!プロ野球むしかえしニュース」などの野球関連本も多数上梓。各種スポーツ番組のコメンテーターとしても活躍中。

ロッテ鳥谷 名球会打者が晩年に“代走の切り札”になる異例

公開日: 更新日:

 今季、千葉ロッテに移籍したベテラン・鳥谷敬(39)が実に渋い働きをしている。

 ご存じ、昨年までは阪神のスタープレーヤーとして16年間にわたって活躍し、2000安打も達成した大選手。それが39歳になった今季は代打や守備固め、代走といったバイプレーヤーに徹し、パ・リーグ2位につける好調・ロッテを陰から支えている。

 ここまでの成績は25試合の出場で18打数2安打0本塁打3打点、打率・111。数字だけ見ると一軍にいることが不思議なレベルだが、井口資仁監督以下、ロッテ首脳陣やチームメート、ファンからもその重要性を高く評価されており、鳥谷が試合に途中出場するとベンチも球場もおおいに盛り上がるようだ。

 中でも、8月20日の首位攻防戦「ロッテ対ソフトバンク」での活躍はマスコミを通じて大きく報道された。延長十回裏ロッテの攻撃。同点の2死一、二塁というサヨナラのチャンスで代走として出場した鳥谷は、相手投手が暴投する間に二塁から一気に生還するという見事な走塁と頭脳的なヘッドスライディングを成功させ、チームを勝利に導いた。豊富な経験と持ち前の観察眼によって相手バッテリーのわずかな隙をついたところは大ベテランならではと言えるだろう。

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