ブルージェイズ山口俊ショック!渡米翌日に戦力外の今後

公開日: 更新日:

 メジャーは冗談みたいなことが当たり前のように起きる世界。次の遠征地へ向かうチャーター機の中でトレードが成立するなんてことも珍しくないとはいえ、さすがに本人も仰天したのではないか。

 ブルージェイズの山口俊(33)が「(同地区のレッドソックス入りが秒読みといわれる澤村と)同じ舞台で野球ができることは楽しみ」と話して機上の人になった翌日の11日、40人枠から外れて事実上の「戦力外」となったのだ。

 山口は今後、7日間以内にウエーバーにかけられ、獲得を希望する球団があれば移籍するが、なければ球団に残ってマイナーでプレーするかFAになる。

 移籍1年目の昨季は17試合に登板して2勝4敗、防御率8.06。シーズン途中からはもっぱら敗戦処理で、プレーオフメンバーからも外れた。

 今季は2年契約の2年目で、年俸は昨季と同じ約3億3000万円。しかも登板回数ごとに1050万~2600万円の出来高払いがあるうえ、マイナー拒否権までもっている。前年に敗戦処理をしていた投手を、これだけの条件をのんだうえで迎えたいという球団があればともかく、フツーに考えればマイナー拒否権を破棄して昇格のチャンスをうかがうか、FAになることが濃厚だ。

 本人はすでにキャンプ地のフロリダ入りし、自主隔離中。今後に関しては代理人と話し合うだろうが、すでに今季年俸3億3000万円は保証されているのだから、じっくり考えたうえで結論を出すに違いない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった