欧州新Lでどうなる? 日本人選手の欧州移籍とJリーグ問題

公開日: 更新日:

 欧州サッカー界が揺れに揺れている。18日、欧州の名だたる12のメガクラブが「欧州スーパーリーグ(ESL)」の新設を正式に表明。これに欧州各国リーグの総元締であるUEFA(欧州サッカー連盟)が「少数のクラブの私利私欲にまみれた新プロジェクトに参加すれば、代表でプレーする資格を剥奪する」と断言するなど全面対決の様相を呈しているのだ。

「90年代から一部強豪クラブ間にスーパーリーグ構想は存在した」とワールドサッカーグラフィック元編集長の中山淳氏。

 UEFAのドル箱となっている欧州チャンピオンズリーグ(CL)とは別モノの新リーグを立ち上げ、CL以上の賞金や分配金を獲得して「コロナ禍で弱体化したクラブ経営をESLから入るビッグマネーで立て直したいという意図がある」とは前出の中山氏。既得権益を手放したくないUEFAは、CLの参加チームを「32」→「36」に拡大したり、グループリーグ(6試合)を廃止して「ランダムに異なる10チームとホーム5試合、アウェー5試合の計10試合を消化する」ことで“実入り”を増やすなどの改革案を既に提示し、ESLサイドを懐柔しようと躍起になっている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  2. 2

    海星・陣内優翔は長崎県初の“完全男”だが…スカウトが「上位獲得」を渋るワケ

  3. 3

    NHK「昭和16年夏の敗戦」は見ごたえあり 今年は戦争特別番組が盛りだくさん

  4. 4

    二階堂ふみ&カズレーザー電撃婚で浮上したナゾ…「翔んで埼玉」と屈指の進学校・熊谷高校の関係は?

  5. 5

    自死した元兵庫県議の妻がN党・立花孝志党首を「名誉毀損」の疑いで刑事告訴…今後予想される厳しい捜査の行方

  1. 6

    永野芽郁が“濡れ場あり”韓流ドラマで「セクシー派女優転身、世界デビュー」の仰天情報

  2. 7

    突然のがん宣告にも動揺なし「で、ステージはナンボでしょうか?」

  3. 8

    長崎を熱狂させた海星・酒井圭一さんが当時を語る…プロ引退後はスカウトとして大谷翔平を担当

  4. 9

    安藤サクラ「柄本佑が初めて交際した人」に驚きの声…“遊び人の父”奥田瑛二を持つ娘の苦悩

  5. 10

    平和記念式典での石破首相スピーチの評判がすこぶるいいが…原稿を下書きしたのはAIだった?