日本球界にはいますぐにでもメジャーで投げられる投手が「あと2人」いる

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 このオフ、日本球界から2人の助っ人投手がメジャー入りした。

 ひとりは阪神のスアレス(30)、もうひとりはソフトバンクのマルティネス(31)。ともにパドレスと契約した。

 スアレスは昨季、62回3分の1を投げて防御率1.16、WHIP(1イニングあたり何人の走者を出したか)0.77。マルティネスは140回3分の2で防御率1.60、WHIP1.04。日本のプロ野球で圧倒的な数字を残しただけに、我々メジャースカウトが評価するのは当然として、日本球界にはすぐにでもメジャーで投げられる投手があと2人いる。

 ひとりは日本ハムの保留者名簿を外れたバーヘイゲン(31)だ。

 2年目の昨季は96回を投げて防御率3.84、WHIP1.28。突出した成績ではないものの、評価したいのは最後の5試合の数字だ。36回で防御率1.25、WHIP0.69。登板を重ねるごとに制球もよくなった。ようやく日本球界に慣れ、実力を発揮し始めたとみるべきだ。

 メジャーは現在、ロックアウトの最中。移籍交渉は不可能だが、解除されれば間違いなくメジャー球団が獲得に動くだろう。

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