大谷ロックアウト長期化に「メンタル面不安」と吐露も “ルース超え”にこれだけのメリット

公開日: 更新日:

 労使交渉が難航している大リーグ機構(MLB)と選手会は日本時間2日、ニューヨーク市内で協議を再開。年俸調停権取得前の選手のボーナス、ぜいたく税の対象となる年俸調停について話し合われたが、両者の間には依然として隔たりがあり、再び物別れに終わった。

 複数の米メディアが関係者の話として伝えたところによれば、今月16日に迫るバッテリー組のキャンプが延期される見込みだという。

 昨年12月に全ての契約交渉を凍結するロックアウトに突入してから2カ月が経過。このままロックアウトが長期化すれば、レギュラーシーズンの日程にも影響しかねない。

 遅々として進まない労使交渉に二刀流もしびれを切らしている。エンゼルス・大谷翔平(27)はロイター通信の取材に「中断がどんなに長引いても、体の面では問題ない。影響を受けるとしたらメンタル面だと思う」と明かした。先の見えない現況に不安を募らせているようなのだ。

 交渉が進展しなければ開幕が遅れ、162試合制のレギュラーシーズンが短縮される可能性もささやかれている。待たされる選手側にとっては、大谷が言うようにモチベーションに影響しそうだが、二刀流にとってむしろロックアウトの長期化によるメリットは計り知れない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」