大谷翔平「エ軍残留」は大正解! トレード移籍なら“リアル二刀流”の保証はどこもナシ

公開日: 更新日:

 海の向こうのエンゼルスが、とんでもないことになっている。

 日本時間24日のブレーブス戦に「1番・DH」で出場した大谷翔平(28)が9試合ぶりの20号ソロ本塁打。20号到達は2年連続3度目と気を吐いたにもかかわらず、チームは5連敗。借金は今季ワーストの「16」に膨らんで、24日現在、地区首位のアストロズから23.5ゲーム離された4位に低迷している。

 投げてはチームトップの9勝(5敗)。打っては主砲トラウト(30)の24本に次ぐ20本塁打。投打の二刀流でフル回転しながら、同25日のブレーブス戦に勝利するまでは、大谷の登板日以外の試合は14連敗の体たらくだった。

 まさに孤軍奮闘というところにもってきて、24日、エンゼルスは大谷獲得に興味を示している複数球団に対し、日本時間8月3日のトレード期限前に商談に応じる意思がない、との報道があったから反響は大きかった。

■現地メディアやファンは「自由にしてやれ」と球団批判

 MLB公式ウェブサイトのジョン・モロシ記者が「複数球団が大谷獲得に関心を示しているが、エンゼルスにはトレード期限までに放出する考えはない」とツイートしたとたん、「えー!」「ウソだろ」という声が続出。エンゼルスはいまこそ大谷をトレードすべきとの意見が同ウェブサイトでも報じられていただけに、ファンからも「大谷を自由にしてやれ」といった意見が相次いだ。

 しかし、大谷本人にとって、このままエンゼルスでプレーすることは本当にマイナスか。

 トレードに関して大谷は、「僕の気持ちより球団がどうするか。左右できないところに対して自分ができることをやりたい」と話している。トレードの主導権はあくまでも球団にある。自分がどうにかできるものではないから、自分にできるのはグラウンドで結果を出すことだけだと言いたいのだろうが、実際、このままエンゼルスに残るのがベストではないか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 4

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  5. 5

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  1. 6

    巨人が助っ人左腕ケイ争奪戦に殴り込み…メジャー含む“四つ巴”のマネーゲーム勃発へ

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    支持率8割超でも選挙に勝てない「高市バブル」の落とし穴…保守王国の首長選で大差ボロ負けの異常事態

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝