著者のコラム一覧
友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

MLB選手会は「世界最強の労組」ドーピングや性的暴行があろうと契約は保証される

公開日: 更新日:

 8月中旬、昨年のナ・リーグ本塁打王であるフェルナンド・タティス(パドレス)が筋肉増強剤(クロステボル)の使用発覚で80試合の出場停止処分を受けた。

 タティスはパドレスと総額3億4000万ドル(約477億円)の14年契約(2021~34年)を交わしている。今回の事件で昨年の本塁打王が禁止薬物の助けを借りたインチキタイトルであることがバレてしまったのだ。

 日本人の常識で考えれば、これは詐欺以外の何物でもないので、球団は残りの12年分の契約を解除できるように思ってしまう。しかし、メジャーリーグではそれができない。「世界最強の労組」と揶揄されるMLB選手会が「選手の権利擁護」をタテに強硬に反対するからだ。

 そのため長期契約中に何か違法行為をやらかしても球団が契約解除に成功したケースはなく、できることは出場停止期間中の給与カットだけだ。タティスが今回の80試合出場停止でカットされる給与は250万ドル(約3.5億円)に過ぎない。

 給与カットはこうした薬物によるもの以外にも、以下のようなケースで発生する。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    萩本欽一〈34〉私の“運”論 大谷翔平のカネを使い込んだ通訳に「小さな声で『ありがとう』」

  2. 2

    新庄監督の“再就職先”に挙がるまさかの球団 采配に賛否もチームのテコ入れ役にうってつけ

  3. 3

    欧州初の日本人指揮官誕生へ 森保一監督の“再就職先”は「ベルギー1部の日系クラブ」一択か

  4. 4

    中村倫也が「風、薫る」に大貢献…妻・水卜麻美アナとの「ずっと仲良く」「にこやかな」近況

  5. 5

    「恩人だけど、嫌いな人の代表」亡くなった板東英二さんが複雑な感情を抱いたプロデューサーの名前

  1. 6

    神戸への“聖地帰還”めぐり騒然…山口組・司組長「7年ぶりの里帰り」は実現するか

  2. 7

    松本若菜「ジュラシック・ワールド」吹き替え《棒読み》論争再燃…暗雲漂う主演ドラマに新たな逆風

  3. 8

    高市首相のあいさつはコピペ率85%…「広島への思い」石破前首相・愛子内親王とは絶望的格差

  4. 9

    高市官邸「被災地利用PV」が首相の命取りに? 安倍元首相“コロナおこもり動画”の二の舞を自民党が危惧

  5. 10

    日本ハム大ショック! “見限った”上沢直之が天敵に、呼び戻した有原航平が足枷となる皮肉