巨人・小笠原慎之介を私はどう見ているか…聞いて怒りがわいた“古巣中日の育成法”と復活のカギ
メジャーから日本球界に復帰した投手の成功例は多くない。復帰後に8年も投げて65勝を挙げた石井一久、メジャーからの高額オファーを蹴って古巣の広島を優勝に導いた黒田博樹が思い当たるが、佐々木主浩も川上憲伸も上原浩治も田中将大も結果を残せなかった。
小笠原慎之介(28)はどうだろうか。
2024年オフに中日から米ナショナルズに移籍。1年目の昨季は23試合の登板で1勝1敗(防御率6.98)と苦しみ、今季はマイナー暮らしが続いた。日本復帰を考え始めたところで巨人から声がかかったわけだが、現時点では復活に太鼓判を押すには至らないのが正直なところだ。全盛期を過ぎていた佐々木らと違って、小笠原はまだ若い。その点はプラスでも、移籍前の中日時代からピッチングが老け込んでいたのが気になっている。
高卒1年目から一軍のマウンドに上がった当時の小笠原は、暴れ馬のような荒々しさが魅力だった。直球の平均球速は145キロ程度。スピードはそれほどではなくても、腕の振りに“打てるものなら打ってみろ”という迫力があり、鋭く腕を振れるから、直球はキレ、得意のチェンジアップがより利いた。それが、ここ数年はピッチングに小気味の良さがなくなった。やたらと間合いが長くなり、走者を出せば、牽制、牽制。リズムが悪く、制球を気にするあまり、腕の振りも悪くなった。22年に10勝を挙げてから、23年は7勝12敗、24年は5勝11敗。本人に
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