高校日本代表「私のイチオシ選手」は他にいる 高松商・浅野翔吾は時間がかかりそう
ロッテ・佐々木朗希(20=8勝4敗)を筆頭に、中日・高橋宏斗(20=5勝5敗)、先日デビューしたばかりの阪神・森木大智(19=0勝1敗)ら高卒のイキのいい若い投手が目立つこともあり、今後さらに「投打の格差」が広がることが予想される。
■近江・山田は投手で勝負
ドラフト候補として注目されるもう一人は、近江(滋賀)のエース兼4番打者として甲子園4強入りに貢献した山田陽翔投手(右投げ右打ち)だ。今夏の甲子園では投手として全5試合に先発し、38回で計644球を投げて51奪三振。打っては4番として満塁弾を含む甲子園通算2本塁打。高校日本代表でも「投打の二刀流」をやっているが、私は最速149キロの投手の方に可能性を感じる。投高打低の傾向からも、私は投手としてのプロ入りを勧めたい。
代表の中で私が最も魅力を感じるのは、広陵(広島)の内海優太内野手(左投げ左打ち)である。大学日本代表との壮行試合で4番として右中間へ特大の一発を放った。タイミングの取り方が良くパワーもある。ただ、東京六大学への進学を希望しているそうで、プロ志望届を出さないというから残念だ。