パドレスが復活のダル擁し猛追! 急上昇打線と鉄壁リリーフ陣が大谷&由伸のドジャースを脅かす
日本人先発右腕の明暗が分かれた。
日本時間12日のエンゼルス戦に登板したドジャース・山本由伸(26)は4回3分の2をメジャー移籍後ワーストとなる6失点、6四死球の大乱調で8敗目。大谷翔平(31)の3試合連続42号ソロは空砲に終わった。
一方、パドレス・ダルビッシュ有(38)はジャイアンツ戦で6回を4安打1失点。打線の援護もあって今季2勝目をマークした。
今月、両軍の本拠地で予定される計6試合の直接対決を前に最大9あったゲーム差はパドレスの猛烈な巻き返しで1と縮まった。
パ軍の勢いが増しているのは7月末のトレードデッドラインでの積極的な補強が功を奏しているからだ。
大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏がこういった。
「今季のパドレスは開幕から打線が低調(総得点493=リーグ12位、総本塁打100=同14位)で、投手陣の足を引っ張ってきた。トレード期限を前に野手だけでも4人を獲得し、そのうち外野手のロレアノが移籍後は10試合で1本塁打、8打点、捕手のフェルミンが打率.370、1本塁打、5打点と期待通りの働きを見せています。移籍組の活躍もあって、8月は総得点67、打点ともリーグ4位と攻撃力の上積みに成功した。元々、パ軍にはタティス(21年本塁打王)、アラエズ(24年まで3年連続首位打者)、ボガーツ(シルバースラッガ賞5度)ら好打者が揃っているだけに、打線の勢いは止まりそうにありません」