レンジャーズ有原航平は日本に出戻りか? 監督交代で日の目見るも来季メジャー契約は絶望的
契約最終年の土壇場で日の目を見ながら、わずか5試合に投げただけでメジャー契約を解除された。
渡米1年目の昨季は10試合の先発で2勝4敗、防御率6.64。5月に右肩動脈瘤の手術を受けて離脱した。約3カ月のリハビリを経て9月に復帰するも球威は戻らず、戦力外通告を受けてマイナー降格を選択した。
有原が早々と見切りをつけられたのは結果を残せなかったことに加え、クリス・ウッドワード前監督の逆鱗に触れたからだ。指揮官によれば、有原は打たれたり、走者を許すと途端に投球リズムを乱し、ゲームがスローテンポになる。守っている野手にも悪影響を及ぼすことから、メジャーでは厳しいと判断したのだという。
そのウッドワード監督とジョン・ダニエルズ編成本部長が、8月に揃って解任された。昨オフ、総額約740億円の大型補強をしながら早々とポストシーズン進出争いから脱落した責任を問われた。今季で2年契約が満了する有原はダメ出しされた監督らがクビになって、メジャー生き残りを図れるのか。
「米国でのプレーを続行するとしてもメジャー契約は望めそうにありません。そもそも8月に昇格したのはGMが解任されて編成責任者が空席となり、補強もままならなくなったため、傘下の3Aラウンドロックの先発陣で最も防御率(4.88)の良かった有原に白羽の矢が立ったのです。レ軍はもちろん、有原にメジャー契約をオファーする球団はおそらくないでしょう」(友成氏)
今オフは日本に出戻りか。