菊池雄星ブルージェイズ移籍1年目から中継ぎ降格で改めて分かった「代理人のスゴ腕」

公開日: 更新日:

 ローテーション左腕として期待されながら、20試合に先発して4勝7敗、防御率5.25。被本塁打(19)の多さと制球難(56四死球)から、7敗目を喫した8月15日のオリオールズ戦を最後に中継ぎに降格した。

 リリーフとして点差のある場面で起用されているのも、当然といえば当然か。

 菊池は何より精神面が課題。左腕から160キロ近い速球を投げるポテンシャルがあるのに結果が伴わないのはズバリ、気が弱いから。ピンチになると、マウンド上でおどおどして腕が振れなくなるのだ。

 昨季の前半戦は6勝4敗、防御率3.48。球宴にも選出されてひと皮むけたかと思ったら、後半戦は1勝5敗、防御率5.98。今季同様、終盤にローテを外された。

 昨オフ、球団(マリナーズ)と自身が持っていた契約延長のオプションを双方とも放棄してFAに。マリナーズの3年間で15勝(24敗)しかできず、先発失格の烙印まで押された左腕のどこに勝算があるのかと周囲は疑問視。移籍先探しは難航するとみられたが、全ての契約交渉を禁止するロックアウトが解除された2日後の3月12日にブ軍と契約した。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘