下剋上連発のモロッコはCB2人がケガでW杯準決勝を欠場か…多彩な攻撃力のフランス有利の評

公開日: 更新日:

 カタールW杯準決勝のもう一試合、日本時間15日午前4時にキックオフされるのが、2大会連続3回目の優勝を狙うフランス(FIFAランク4位)と、アフリカ勢として初の4強入りを果たしたモロッコ(同22位)だ。勝敗の行方を左右するキープレーヤーは誰か? どんな試合展開が予想されるか? 決勝でアルゼンチンと戦うのはどっちだ? 元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏と元ワールドサッカーグラフィック編集長の中山淳氏に聞いた。

 ◇  ◇  ◇

 モロッコはグループリーグでクロアチアと引き分け、前大会3位のベルギーを撃破。決勝トーナメント以降はスペインとポルトガルを破るなど下克上を連発しているが、4強進出国のデータを比較すると「得点5」「パス成功1272本」「クロス成功13本」「シュート41本」「ゴール枠内シュート14本」は軒並みワースト。攻撃面は、ライバルと比べると大きく見劣りする。

 それでもアルゼンチンとフランスが5失点、クロアチアが3失点に対して、モロッコは1失点。これはストロングポイントと言っていいが、前出の中山氏は「モロッコの堅守を支えていたCBのアゲルドとサイスが、ケガのためにフランス戦の出場が難しい」と指摘する。

 モロッコは、恵まれたフィジカル能力を前面に押し出したアグレッシブな守備が持ち味。実際にクリア数118回、タックル数134回は参加32カ国でトップ。だが、正CB2人を欠けば守備力ダウンは避けられない。

「フランスの攻撃を差配するMFのグリーズマンは、攻撃時には自身の判断でポジションを自由に移動しながら連動性を高め、守備時には空いたスペースを的確に埋めながら相手中盤のキープレーヤーの動きを封じる。左エムバペ、右デンベレのサイドアタッカーも好調をキープ。多彩な攻撃力を誇るフランス有利とみます」(中山淳氏)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • サッカーのアクセスランキング

  1. 1

    酒浸り、自殺説も出た…サッカー奥大介さんの“第2の人生”

  2. 2

    小川航基〈後編〉尻に火が付いてからの成長曲線にあの中村俊輔が驚いた(桐光学園監督・鈴木勝大)

  3. 3

    中村敬斗〈後編〉「ブラジル戦の同点弾を娘とスタンドで見ながら胸が熱くなった」(三菱養和サッカースクール・生方修司)

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    中村敬斗〈前編〉中1でやってきた中村は「ミスター貪欲」だった(三菱養和サッカースクール・生方修司)

  1. 6

    町野修斗〈後編〉中澤佑二に怒鳴られ自ら“反省坊主”にした男の大きな転機(履正社高監督・平野直樹)

  2. 7

    町野修斗〈前編〉想定外の珍プレーで一発退場「ホントに宇宙人なんです」(履正社高監督・平野直樹)

  3. 8

    小川航基〈前編〉泊りがけの遠征先で「帰れ!」と言ったら本当に帰ったが…(桐光学園監督・鈴木勝大)

  4. 9

    戦争を“利用”するFIFAや現地の驚くべき銭ゲバ…チケット代、運賃、駐車場料金が軒並み爆騰

  5. 10

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本ハムは「自前球場」で過去最高益!潤沢資金で球界ワーストの“渋チン球団”から大変貌

  2. 2

    新庄監督にガッカリ…敗戦後の「看過できない発言」に、日本ハム低迷の一因がわかる気がした

  3. 3

    高市首相が天皇皇后のお望みに背を向けてまで「愛子天皇待望論」に反対する内情

  4. 4

    和久田麻由子アナがかわいそう…元NHKエースアナを次々使い潰す日テレの困った“体質”

  5. 5

    細木数子と闘った作家・溝口敦氏は『地獄に墜ちるわよ』をどう見たか? “女ヤクザ”の手口と正体

  1. 6

    佐々木朗希vsシーハン 「マイナー落ち」めぐるドジャース崖っぷち2投手がちんこ勝負

  2. 7

    あの細木数子をメロメロにさせて手玉に…キックボクサー魔裟斗のシタタカさ

  3. 8

    大和証券グループ「オリックス銀行を3700億円で買収」の皮算用

  4. 9

    「浜崎あゆみの父が見つかった?」と一部で話題に 本人がかつてラジオで明かしていた「両親の離婚」

  5. 10

    “幼稚さ”露呈した佐々木朗希「報奨金事件」…ド軍日本人スタッフ2名が「7000万円超」もらえず?