右膝負傷プエルトリコ守護神はメッツ135億円クローザー 離脱はルーキー千賀滉大にも大打撃

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 歓声が一瞬にして悲鳴へと変わった。

 WBC1次ラウンドD組のプエルトリコは日本時間16日、優勝候補のドミニカ共和国を下し、8強入り。試合終了と同時にできた歓喜の輪の中で悲劇が起きた。ナインとともに準々決勝進出の喜びを爆発させていた守護神エドウィン・ディアス(28=メッツ)が突然、転倒。しばらく起き上がれず、トレーナーらに担がれてグラウンドを後にしたのだ。

 所属するメッツのビリー・エプラーGMは17日、ディアスが右膝の膝蓋腱断裂で手術を受けたと発表。今季中の復帰は絶望的だという。

 メッツのクローザーでもあるディアスは昨オフ、救援投手では史上最高額の5年約135億円で契約した。最優秀救援投手賞2度のメジャーを代表する守護神の離脱は、ソフトバンクからメッツに移籍した千賀滉大(30)には大打撃だ。

 渡米1年目のルーキー右腕は首脳陣の配慮から、負担を極力、軽減するため、球数やイニング数を抑えられる。先発投手の目安とされる100球に到達する前に交代を告げられるケースも少なくないだろう。5年総額約100億円の高額契約で移籍しただけになおさらだ。

 資金力豊富なメ軍はディアス以外にもリリーフに好投手が揃っているとはいえ、守護神不在なら千賀は白星を伸ばせない可能性もある。

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