プロテニス姫野ナル「顔が変形している」2度の難病で闘病中…国内大会で復活、世界を目指す

公開日: 更新日:

「プロになりたいなら、まずは自分でスポンサーを見つけなさい」

 両親にこう言われ、高校2年のときから自らプレゼン資料を作り、スポンサー探しに奔走。名乗りを上げた地元の種子島医療センターの広報企画課に籍を置き、鹿児島銀行、Wilsоnのサポートを受けてプロとしてスタートを切った。

■寿命が平均より20年短くなる

 現在、大阪府守口市を活動拠点にしているが、現住所を種子島に置いているのは、「賞金をいただけたとき、税金を種子島に納めることできて、恩返しができる」からだ。

 だが、21年秋に体の異変に気づく。

 ある日、母親に「顔が変形している」と指摘され、精密検査を受けたところ脳に腫瘍が見つかり、難病指定の「下垂体性成長ホルモン分泌亢進症」と診断される。

 脳腫瘍がホルモン分泌の異常を促し、成長期を過ぎると鼻、舌、顎、指先など先端が肥大するアクロメガリー(先端巨大症)とも呼ばれ、芸人のガンバレルーヤよしこ(32)のほか、故・ジャイアント馬場さん(享年61)も同じ病気だったことで知られている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  2. 2

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  3. 3

    N党・立花孝志容疑者にくすぶる深刻メンタル問題…日頃から不調公言、送検でも異様なハイテンション

  4. 4

    我が専大松戸は来春センバツへ…「入念な準備」が結果的に“横浜撃破”に繋がった

  5. 5

    N党・立花孝志氏に迫る「自己破産」…元兵庫県議への名誉毀損容疑で逮捕送検、巨額の借金で深刻金欠

  1. 6

    高市首相「議員定数削減は困難」の茶番…自維連立の薄汚い思惑が早くも露呈

  2. 7

    高市内閣は早期解散を封印? 高支持率でも“自民離れ”が止まらない!葛飾区議選で7人落選の大打撃

  3. 8

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然

  4. 9

    高市首相は自民党にはハキハキ、共産、れいわには棒読み…相手で態度を変える人間ほど信用できないものはない

  5. 10

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗