プロテニス姫野ナル「顔が変形している」2度の難病で闘病中…国内大会で復活、世界を目指す

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「薬を服用しなければ、生命の維持ができないと説明を受けた時は絶望しました。ご支援をいただきながら、このような状態で選手を続けていいのかと、心が折れてしまいそうでした」と話す姫野選手はこう続ける。

「アスリートでこの病気を抱えている事例がないようなので、私は研究材料の一つとして役目を頂いているのかもしれません」

 インタビューを通して実感するのは、困難な状況に置かれても前向きな言葉を発する彼女の強さだ。

 投薬のおかげで試合ができる状態まで回復している姫野選手は、4月17~23日開催の「W15大阪 大東建託オープン」に出場予定で、久々にコートに姿を見せる。難病と闘いながら世界の頂点を目指す彼女の活躍に注目したい。

(取材・文=よしだゆみ/ライター)

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