プロテニス姫野ナル「顔が変形している」2度の難病で闘病中…国内大会で復活、世界を目指す

公開日: 更新日:

 突然、舌が肥大し会話が困難になり、手がゴワつき体がむくみ、精神も不安定に。思えば、12歳の頃、異常に唾液が出て病院に行ったことがあった。

 診断を聞いて一瞬怯んだものの、「脳は未知なもの。もしかして逆にテニスに有利な働きをするかもしれない。この病気が私を172センチにしてくれているのならラッキーだったかもしれません」と話す姫野選手。

 だが、この病気は他の病気を併発させる恐れがある上、「寿命が平均より20年ほど短い」との専門医の診断により手術を決意した。昨年12月、鼻から脳へ内視鏡を入れて腫瘍を摘出し、10時間に及ぶ手術は無事成功した。頭痛のほか、排尿量の増加とノドの渇きを繰り返す尿崩症の合併症に悩まされるも、退院後はむくみが消えて術前より体の動きはよくなり、「これでようやくテニスに集中できる」と、喜びをかみしめていた矢先のことだった。

■完治が見えない病気

 数種類のホルモンが欠乏する「下垂体前葉機能低下症」という難病を発症したのだ。現在、薬を服用しながら治療を続けるが、完治が見えない病気だという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  2. 2

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  3. 3

    N党・立花孝志容疑者にくすぶる深刻メンタル問題…日頃から不調公言、送検でも異様なハイテンション

  4. 4

    我が専大松戸は来春センバツへ…「入念な準備」が結果的に“横浜撃破”に繋がった

  5. 5

    N党・立花孝志氏に迫る「自己破産」…元兵庫県議への名誉毀損容疑で逮捕送検、巨額の借金で深刻金欠

  1. 6

    高市首相「議員定数削減は困難」の茶番…自維連立の薄汚い思惑が早くも露呈

  2. 7

    高市内閣は早期解散を封印? 高支持率でも“自民離れ”が止まらない!葛飾区議選で7人落選の大打撃

  3. 8

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然

  4. 9

    高市首相は自民党にはハキハキ、共産、れいわには棒読み…相手で態度を変える人間ほど信用できないものはない

  5. 10

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗