大谷翔平は今季「申告敬遠」が増えそうだが…後続の“勝負弱さ”がエンゼルスの致命傷に

公開日: 更新日:

 大谷が勝負を避けられた。

 リアル二刀流で出場した日本時間22日のツインズ戦。1-1の同点で迎えた五回2死二塁の好機に申告敬遠で歩かされたものの、後続のレンフローが空振り三振に倒れて得点機を逃した。

 今季、大谷が相手バッテリーから歩かされるケースは現時点で少なく、申告敬遠はこれで2個目。ガーディアンズ・ラミレス(9個)、オリオールズ・ラッチマン(4個)、ヤンキース・ジャッジ(3個)らに続いてリーグ6位だ。

 一発のある大谷は昨季まで得点圏に走者がいて一塁が空いていると、判で押したように勝負を避けられてきた。申告敬遠は昨季リーグ3位の14個、2021年が同1位の20個と、相手バッテリーに警戒されてきただけに今後、シーズンを追うごとに歩かされる場面は増えそうだ。

 得点機で打席に立つことさえできないのは本人にコントロールできることではないとはいえ、チームにとって重要なのは後続の勝負強さになる。

 今季、主に大谷の後の4番を打つレンフロー(打率.267、10本塁打、29打点)は得点圏打率.179。21日に負傷者リスト(頭痛と不眠)から復帰したウォルシュ(打率.125、0本塁打、1打点)は昨季、38試合に4番で起用され、得点圏打率.191。大谷が歩かされた後、レンフロー、ウォルシュに適時打は期待できないのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  2. 2

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  3. 3

    佳子さま31歳の誕生日直前に飛び出した“婚約報道” 結婚を巡る「葛藤」の中身

  4. 4

    国分太一「人権救済申し立て」“却下”でテレビ復帰は絶望的に…「松岡のちゃんねる」に一縷の望みも険しすぎる今後

  5. 5

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  1. 6

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  2. 7

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  3. 8

    清原和博 夜の「ご乱行」3連発(00年~05年)…キャンプ中の夜遊び、女遊び、無断外泊は恒例行事だった

  4. 9

    「嵐」紅白出演ナシ&“解散ライブに暗雲”でもビクともしない「余裕のメンバー」はこの人だ!

  5. 10

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢