中田翔復帰が巨人の“劇薬”に…原監督には朗報も、門脇誠ベンチ送り必至の痛しかゆし

公開日: 更新日:

 投打が噛み合い始めた巨人が貯金を1として3位に浮上した。

 最近は内野の好守が目立つ。5連勝となった21日の中日戦では遊撃・坂本、二塁・中山、一塁・岡本和が好守でもり立て、育成ドラフト1位右腕・松井の球団史上初となる育成新人初登板初勝利の快挙を演出した。

 特に光っているのは三塁に入る新人の門脇誠(22)の守備力だ。

「8番・三塁」で出場した今月17日のヤクルト戦。2点差に追い上げられた八回、なお1死一、二塁のピンチで、オスナが放った三塁線のゴロを斜め後ろに下がりながらキャッチ。そこからノーステップで二塁に素早く送球し、併殺を完成させた。原辰徳監督(64)が「見事。深い位置に守ってあれをゲッツーにできるのはすごい。投げてから速いし、肩も強い」と絶賛した超ファインプレーでチームを救うなど、何度も好守を連発した。

 そんな中、原監督が心待ちにしている朗報がある。右太もも裏の肉離れの影響で、5日に登録を抹消されていた中田翔(34)が復帰間近なのだ。21日の中日戦前の試合前練習に参加。今週行われる三軍戦に出場し、問題がなければ、即一軍昇格の可能性がある。規定打席こそ到達していないものの、打率.301、7本塁打、15打点と好調だった中田の復帰は確かに大きいが……。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々