復帰登板した佐々木朗希にメジャーが熱視線!米球界評価は200億円超、ノーノー山本由伸以上

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「48日ぶりの実戦。本来なら二軍で何試合かリハビリ登板を重ね、それから一軍で投げるところ。それをぶっつけ本番でやったわけで、いわば調整登板です。変化球はだいぶ球速を抑えているように見えた。特にスライダーは130キロ台でしたから。それでもストレートは100マイル(161キロ)出ていたわけで、潜在能力は相当なものです」

 こう言うのはネット裏のメジャースカウトのひとり。10日のオリックス戦で、左脇腹肉離れから48日ぶりに実戦復帰した佐々木朗希(21=ロッテ)に関してだ。

 ネット裏ではヤンキース、ドジャース、ジャイアンツ、パドレス、カージナルス、ダイヤモンドバックス、パイレーツ、エンゼルスなどのスカウトが見守る中、この日は3回45球を投げ2安打1失点、2奪三振。ストレートの最速は161キロだった。

 冒頭のスカウトが「調整登板」ながら、改めて佐々木朗の潜在能力の高さに舌を巻いたように、若い右腕にはメジャー全30球団が注目している。

「例えばドジャースは何年も前から佐々木朗の球種ごとのデータを分析、メジャー平均と比較しているといいます。聞くところによると、最も秀逸なのはスプリットとか。140キロ台のスピードがあって、なおかつ落差がケタ外れ。ストレートの質も球速も、メジャー平均を上回っていると聞きました。

 何しろドジャースは佐々木朗がプロ入りする以前から注目。大船渡高3年の春先にはゲレン・カー編成部長とジョン・ディーブル環太平洋スカウト部長が、わざわざ栃木に足を運んで作新学院との練習試合を視察したほど。ドジャースはこの2人も含めて4人態勢で見ていたし、他にフィリーズ、レイズ、オリオールズ、パイレーツ、アスレチックスのスカウトもこの練習試合を視察していました」(マスコミ関係者)

 前日はこの日と同じゾゾマリンで、オリックスの山本由伸(25)が8奪三振、四死球を2つ与えただけのノーヒットノーランを達成。昨年6月18日の対西武戦以来、2年連続の快挙に、ネット裏のヤンキース・キャッシュマンGMも興奮。今オフ、ポスティングによるメジャー挑戦がほぼ確実な右腕の快投に笑顔だった。

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