3大関ペロリ!北勝富士の「臥薪嘗胆」 先場所の優勝決定戦でなめた“苦杯”が快進撃の糧に

公開日: 更新日:

 なめた苦杯の分だけ強くなっている。

 前頭筆頭の北勝富士(31)が12日、大関霧島を撃破。初日は貴景勝、2日目は豊昇龍と、3日連続で今場所最上位の3大関をすべて平らげてしまった。

【写真】この記事の関連写真を見る(12枚)

 中継のインタビューでは「しぶとく前に出る気持ちで」と答えたように、ガンガン攻める押し相撲が持ち味。だからといってパワー頼みの力士ではない。この日、霧島を寄り切りで破ったように、状況に応じて相撲を取れるタイプだ。

 そんな北勝富士に蓄積されているのが、「惜しい経験」だろう。優勝争いに加わったり、中盤まで快進撃というケースは何度かあるものの、賜杯に手が届いたことは一度もない。

 それが先場所は自身初めて優勝決定戦に出場。初Vまであと一歩というところまで行きながら豊昇龍に屈した。入門以降、一番「惜しい」敗戦だったのだろう。流れる涙をこらえきれなかったという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  2. 7

    白木彩奈は“あの頃のガッキー”にも通じる輝きを放つ

  3. 8

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  4. 9

    12.2保険証全面切り替えで「いったん10割負担」が激増! 血税溶かすマイナトラブル“無間地獄”の愚

  5. 10

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?