霧島は連勝、豊昇龍は初黒星…新鋭2大関が2日目明暗も「地位が人を育てる」は本当か?

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 今後の土俵を背負っていく2人であることは間違いない。

 横綱照ノ富士の休場もあり、今場所、力士の先頭に立っている霧島(27)と豊昇龍(24)の新鋭2大関。この両者、場所前は元横綱・武蔵丸(現武蔵川親方)にスポーツ専門誌「Number」の連載「武蔵丸の辛口御免 Oh!相撲」で“酷評”されていた。

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 5月場所後に昇進した霧島は「僕に言わせれば『逃げ足の早い相撲』」(5月30日配信)と言われ、豊昇龍は「正直いって今の彼に大関の力はない」(7月26日配信)とバッサリだ。

 霧島は初日から2連勝。豊昇龍は11日、北勝富士に痛い黒星を喫したとはいえ、次の横綱に最も近い2人といわれている。

「地位が人を育てる」という言葉がある。

 昇進前は不甲斐なく見えても、地位が上がればそれにふさわしい力をつけることはあるのか。

「千代の富士さんが好例です。横綱昇進前はケガが多くて体も細く、誰もが『どうせ短命だろう』と思っていた。あの時、時代を代表する横綱になると思っていた人は皆無だったはず。地位を自覚すればそれまで以上に稽古し、工夫しますから」(ある親方)

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