巨人・原監督が練磨する「岡本和真レフト」の大シャッフル構想 自身初の3年連続V逸も来季に向け着々と

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 通算17年目の巨人原辰徳監督(65)は、初めて「3年連続V逸」の屈辱を味わった。

 4位巨人は13日の阪神戦も、佐藤輝に満塁弾を食らって完敗。CS進出の可能性は残す中、再び貯金がなくなった。

 山口オーナーから「今年は優勝が必達目標」と厳命されていたにもかかわらず、2年連続Bクラスに終わる可能性もある。それでも、3年契約が来季まで残っていることもあり、「来年もやる気です」とチーム関係者。巨人OBがこう言った。

「その証拠に原監督は来季の構想を着々と練っている。遊撃・坂本の負担を減らすため、最近は三塁に坂本、遊撃に門脇、一塁に岡本和真、左翼に秋広という布陣で臨んでいるが、動きが鈍い秋広の外野守備がかねて問題視されていた。そこで来季、秋広は2メートルの長身を生かして一塁へ。器用な岡本和を左翼へ回したい。左翼は三塁に村上が固定されていた3月のWBCでも守ったし、5月に2試合スタメンで出ているので違和感はないという考え。

 岡本和は三塁部門で2年連続でゴールデングラブ賞を取っているのに、今季は三塁、一塁、左翼と守備位置がコロコロ変わる。残念ながら、原監督の中で岡本和の存在はまだ軽い。守備位置を動かしても、打撃に影響が出ないと味をしめているように思う」

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