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津田俊樹スポーツライター

産経新聞記者として1992年アルベールビル冬季、同年バルセロナ夏季五輪を取材。運動部長、論説委員を経て、現在フリー。2019年に東京五輪開催をめぐる問題点を指摘する「ブレないスポーツ報道」(言視舎)を出版。

東京五輪汚職裁判傍聴記(上)東京五輪汚職初公判 フィクサー高橋治之被告が見せた79歳らしからぬ戦闘モード

公開日: 更新日:

■検察さえ「第一人者」

 検察側さえ「スポーツマーケティングの第一人者」というまくらことばを何回も使った。その冒頭陳述が延々と続く。被告は時折、弁護士と短い会話を交わし、ペットボトルの水を口にする。居眠りする傍聴人、席を立つ者さえいる。法廷内から開廷時の緊迫感が消えていった。

 検察側は約3時間におよぶ冒陳を終えると、数カ所の訂正を申し出る。弁護団は別の部分に「主語が不明」の表現があると指摘、敵失に乗じて先制パンチを放つ。高橋被告側の戦闘モードばかりが目立つ初公判だった。

 今後の法廷で虚像は暴かれていくのだろうか。  =つづく

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