大谷翔平の野望「世界一」を阻む落とし穴…ドジャース補強ラッシュでアキレス腱が浮き彫り

公開日: 更新日:

 昨年は100勝をマーク。同地区2位のダイヤモンドバックスに16ゲーム差をつけて地区優勝したものの、地区シリーズ初戦でそのダイヤモンドバックスに3連敗。プレーオフ初戦で早々と姿を消した。2位のパドレスに22ゲームの大差をつけた一昨年も、やはりプレーオフ初戦の地区シリーズでそのパドレスに敗れた。カーショーの復帰は早くて夏場だし、ジャンセンのトレードがまとまるとは限らない。

 右肘手術明けの大谷は現在、ティー打撃をしていて、アリゾナキャンプでマシン打撃を始めるそうで、この日、「いまのところ予定通りだし(開幕に)間に合うんじゃないかと思う」と話した。先発をやりながら野手として本塁打王(44本)のタイトルを獲得した二刀流が、今季は打者に専念する。調整は青写真通りに進んでいるだけに、それなりの数字を残すことは確実だが、大谷がボカスカ打ったところでワールドシリーズ制覇のチャンピオンリングが手に入るとは限らない。図らずも投手陣の精神的な柱がいないというアキレス腱が露呈しただけになおさらだ。

 ◇  ◇  ◇


●関連記事【前編を読む】…では、ドジャースが補強にひた走る様子、36歳のジャンセンに期待する役割について詳細に報じている。

●関連記事【衝撃写真】…からは、米国で大きな話題を呼んでいる大谷の「筋骨隆々のムキムキボディー」を見ることができる。合わせて、【↑仰天ビフォー】…を見ると、年月の経過、大谷の努力の痕跡を感じられるはずだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  5. 5

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  1. 6

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 7

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    侍Jと大谷翔平がWBCで直面するMLBからの嫌がらせ…過去何度も味わった手段選ばぬヤリ口に要警戒

  5. 10

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲