大谷の2023年は「打って投げて休みなし」…体が悲鳴を上げ、右肘靭帯がパンクした

公開日: 更新日:

 レギュラーですら、休養を取りながら長いシーズンを戦うのが当然のメジャーで、打って投げてほとんど無休で試合に出続けたのは異例といえる。

 しばしばマメや爪の割れに悩まされ、右手中指に加えて、全身のけいれんも経験。右腕の疲労で登板を延期したこともあった。そしてついに、右肘靱帯がパンクしたのだ。

 それでも打者として出場を続けていたが、右脇腹痛に加え、すでにプレーオフ進出の可能性も消えていたため、9月19日に右肘靱帯修復手術を受けた。

 オフにFAドジャースに移籍したものの、自身2度目の手術によって、今季は野手に専念することに。オフは毎年、帰国して都内でトレーニングを続けるが、今回はとんぼ返り。ドジャースの入団会見の直後から連日、ドジャースタジアムでトレーニングを行った。

 米国のファンがドジャースのスタジアムツアーに行くと、必ずといっていいほど大谷のトレーニング姿が見られるため、「彼は球場のスイートルームに住んでいるんじゃないか」というコメントがSNSに寄せられたくらいだ。(最終話につづく)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  2. 2

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  3. 3

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  4. 4

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  5. 5

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  1. 6

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  2. 7

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方

  3. 8

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  4. 9

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  5. 10

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした