U-23日本代表がカタール撃破!パリ五輪に望みつなぐも露呈した致命的問題

公開日: 更新日:

 後半4分にはカタールの左FKに対して横一線に並んでゾーンDFを敷いたが、ポジショニングの拙さなどから数人の選手をマークし切れず、ファーサイドの選手に強烈ヘッドを見舞われ、一人少ない10人のカタールに逆転を許してしまう。前出の六川氏がこう言う。

「大岩ジャパン発足当初から、所属クラブで控えに甘んじているCBの経験不足、スキル不足が懸念された。後半22分に同点ゴールを決めた木村にしてもFC東京で不用意なミスが目立ち、今年の期限付き移籍先の鳥栖ではケガもあり、ほとんど試合に出ていない。DFラインをまとめるCBの不安定さが守備の際にほころびとなり、カタール戦のような単純なクロスにやられてしまう。パリ五輪出場に向けて大きな不安材料と言える」

 グループリーグ3試合目の韓国戦でもCKからヘディングシュートを決められ、手痛い敗戦を喫している。ようやくパリ五輪出場に王手を掛けたとはいえ、まだまだ不安だらけである。

  ◇  ◇  ◇

関連記事【もっと読む】…では六川氏がシビアに検証して明らかになった大岩ジャパンの「3つの不安材料」について詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?