西武再建に“身売り”という選択肢は?《今の球団上層部は野球を知らず興味もない》悲惨な現状

公開日: 更新日:

「OBとして嘆かわしいですよ」

 こう話すのは西武などで活躍した名球会会員の山崎裕之氏だ。

 もっか西武は38勝81敗2分け、借金43で5位オリックスにも19ゲーム差と、ブッ千切りの最下位。西鉄時代に記録した球団ワーストの84敗を塗り替えるのも時間の問題だ。

 冒頭の山崎氏が続ける。

「今季はルーキーで新人王候補の武内の加入や、入団6年目で頭角を現した渡辺勇ら、投手陣はそれなりに豊富。問題はリーグワーストのチーム打率.209とまったく打てないこと。投手陣が健在な間に、何とか野手を立て直さないといけません。とはいえ、チーム再建には時間がかかる。最低でも5年は必要ではないか」

 スポーツ紙などは「渡辺監督代行辞任、来季は西口二軍監督が昇格か」などと報じているが、指揮官の首をすげかえただけでどうにかなる問題なのか。昨季から指揮を執る松井監督を開幕早々に休養させ、渡辺監督代行が後を受けても、チーム状態に何ら変化はないのが現状だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー