西武が今さらデータ分析班を公募…歴史的低迷でCS完全消滅、9月は「完全消化試合」なのに

公開日: 更新日:

 自力どころか他力ですらも0%になった。

 8月30日にCS進出の可能性が完全消滅した西武。渡辺監督代行も「私の責任」とうなだれるしかなく、9月以降はいちるの望みすらない消化試合となってしまった。

 山賊打線と恐れられた攻撃陣は今や昔で、チーム打率.208は12球団ワースト。昨オフの主砲山川の移籍をはじめとする相次ぐ主力野手の流出、高齢化で瞬く間に弱体化。「それに加えて」と球団OBがこう言う。

「いわゆるデータ分析の点で他球団に大きく後れを取っている。西武は今年からデータ戦略室を新設。さらに数年前から選手のさまざまな能力をデータ化し、動作解析やバイオニクスの専門家らに助言をもらってきた。遅ればせながらデータ部門の改革に乗り出したものの、それを生かす首脳陣に浸透していない。データ戦略室も見切り発車だったのか、肝心のデータも現場の選手には不評。ある野手は『現場に送られてくる相手投手の傾向と対策などのデータが見当違いすぎる。とても使えたものじゃない。これでは何を信じていいかわからない』とこぼしていた。いくら数値を集めても、正確に分析して有用なデータを選手に提示できなければ、なんの意味もありませんから。開幕からロッテ戦に16連敗と同一球団にこれほどまでにやられるのも、データの分析、活用ができていないことが遠因でしょう」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  2. 2

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か

  5. 5

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  1. 6

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  2. 7

    三山凌輝に「1億円結婚詐欺」疑惑…SKY-HIの対応は? お手本は「純烈」メンバーの不祥事案件

  3. 8

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  4. 9

    佐藤健と「私の夫と結婚して」W主演で小芝風花を心配するSNS…永野芽郁のW不倫騒動で“共演者キラー”ぶり再注目

  5. 10

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意