大谷“強行出場の代償”は軽視できず…左手は常にユニホームの襟に、テーピング&痛み止めを服用

公開日: 更新日:

 今後、チームドクターを務めるニール・エラトロッシュ氏の診察を受けて正式な治療方針を決めるが、メスを入れても入れなくても打撃フォームの乱れは避けられそうにない。

 ド軍が世界一になった2020年のポストシーズンで右肩を脱臼した19年のナ・リーグMVP(打率.305、47本塁打、115打点)コディ・ベリンジャー(現カブス)は、シーズン終了後に手術を受けた。オフに入念なリハビリを行い、翌年の開幕には間に合ったとはいえ、恐怖心から患部をかばったことで打撃好調だった19年と比べてバットを構えた時の右肘の位置が極端に下がった。復活を期待されながら、この年は深刻な打撃不振に陥り、打率.165、10本塁打とも自己ワーストに終わった。後にベリンジャーは地元メディアの取材に「右肩をかばってスイングをコンパクトにし過ぎた弊害が出た」と明かしている。23年にFA移籍したカブスで打率.307、26本塁打、97打点をマークしてカムバック賞に選出されたものの、完全復活まで2年を要した。

 大谷は来季、カブスとの日本開幕戦での投打の二刀流復帰を見据え、今オフには投手のリハビリが最終段階に入る。

 投球フォームを固めると同時に、打撃もメカニクスの調整を強いられそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  2. 2

    海星・陣内優翔は長崎県初の“完全男”だが…スカウトが「上位獲得」を渋るワケ

  3. 3

    NHK「昭和16年夏の敗戦」は見ごたえあり 今年は戦争特別番組が盛りだくさん

  4. 4

    二階堂ふみ&カズレーザー電撃婚で浮上したナゾ…「翔んで埼玉」と屈指の進学校・熊谷高校の関係は?

  5. 5

    自死した元兵庫県議の妻がN党・立花孝志党首を「名誉毀損」の疑いで刑事告訴…今後予想される厳しい捜査の行方

  1. 6

    永野芽郁が“濡れ場あり”韓流ドラマで「セクシー派女優転身、世界デビュー」の仰天情報

  2. 7

    突然のがん宣告にも動揺なし「で、ステージはナンボでしょうか?」

  3. 8

    長崎を熱狂させた海星・酒井圭一さんが当時を語る…プロ引退後はスカウトとして大谷翔平を担当

  4. 9

    安藤サクラ「柄本佑が初めて交際した人」に驚きの声…“遊び人の父”奥田瑛二を持つ娘の苦悩

  5. 10

    平和記念式典での石破首相スピーチの評判がすこぶるいいが…原稿を下書きしたのはAIだった?