総額70億円注ぎ込んだ巨人は本当に「勝って当たり前」か? 大補強シーズンの勝率とその後

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 ヤクルトの主砲・ペタジーニを補強した03年、小久保、ローズの大砲2人を獲得した04年はともに3位。豊田、野口が加入した06年、陽、山口俊、森福と史上初のFA3人取りが成功した17年はいずれも4位。梶谷、井納をDeNAから獲得した21年は3位。さる巨人OBがこう言う。

「“その後”も問題です。大物を補強すれば、優勝しても育成が滞る。例えば12年の日本一後にリーグ3連覇を達成して黄金時代かと思ったら、その後4年間V逸で暗黒時代に突入。ここから昨年まで12年間も日本一になっていない。今季の目玉戦力であるマルティネスはまだしも、田中がローテ入りする先発陣、FAで甲斐が入ることで捕手は固定されるだろうから、育成の遅れが後に響きかねない」

 他球団の主力を補強した年に、リーグ優勝する確率は40%強。日本一は1度だけだ。球団社長の「勝って当たり前」のゲキは、重圧となって阿部慎之助監督(45)にのしかかる。

  ◇  ◇  ◇

そんな巨人だが、他にも不安のタネがある。優勝に貢献した有能スコアラーがひっそりとライバル球団に移籍したからだ。つまり、「頭脳&膨大なデータが丸ごと流出した」と言っても過言ではない。いったい巨人で何が起きているのか。

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