早実・和泉実監督が語る進路事情「プロ志向の子が増えて、他の強豪大に進むケースも」

公開日: 更新日:

 ──近年は早実から早大に進学せず、清宮や野村(現西武)、昨秋ドラフトソフトバンクに4位指名された宇野のように直接プロに行く子も増えています。

「昔とは志向が変わってきていますよね。10年、15年前は、それこそ『まずは早大に進学してから』というケースが多かった。近年は勉強も野球もできて、その上で他の強豪大学に行く子もいます。おそらく、プロ志向の子が増えてきているのではないか」

 ──親御さんは反対しないのですか?

「もちろん、保護者の方は大学を出てほしいと思っているでしょうけど、最終的には子どもの決断を応援するものですよ。僕らにしても、必ず進学しろ! というわけではありません」

 ──和泉監督は直接プロ入りと進学、どちらがいいと思っていますか?

「そりゃ僕は早大出身ですから(笑)。よほどのことがない限り進学できますし、大学野球部に『こんな子がいます』と紹介もします。大学のグラウンドを借りて練習することもあるので、(早実の部員が)大学と接する機会は他校よりも多い。それでも在学中に(プロなど)周囲の評価が変わったり、違う世界に行きたい、という子に『それはやめろ』とは言えませんよ。あくまで本人の人生ですから」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性