ドジャース山本由伸 メジャー2年目浮沈のカギは超エリートレベルの制球力…きょうカブス戦に登板

公開日: 更新日:

 ドジャース山本由伸(26)が日本時間12日、本拠地ドジャー・スタジアムでのカブス戦に登板。勝てば、同じカブス相手に今季初勝利をマークした日本開幕戦(3月18日=東京ドーム)以来の2勝目となる。

 山本に開幕投手の大役を任せたデーブ・ロバーツ監督は「今季はより積極的にストライクゾーンで勝負できるようになった。ベンチで安心して見ていられるよ」と、絶大な信頼を寄せている。

 山本は渡米1年目の昨季、多くの日本人投手の例に漏れず、メジャー公式球やマウンド、ストライクゾーンへの対応に苦慮しながらも、持ち前の制球力を発揮した。右肩の故障で18試合(90イニング)の登板に留まったとはいえ、与四球率2.20%はメジャー16位相当。与四球率は2%前半でエリートレベル、2%半ばで準エリート、3%前後で平均的とされる。昨季、超エリートレベルというべき与四球率1%台だったのはカブスの今永昇太(1.45)らわずか9人で、いずれも各球団のエース級が名を連ねた。

 山本は6回を3安打1失点で初黒星を喫した前回5日のフィリーズ戦で3四球を献上。試合前時点では与四球率3.89と昨季を大きく下回っているとはいえ、今後は大幅な改善が見込める。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  2. 2

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  3. 3

    学力偏差値とは別? 東京理科大が「MARCH」ではなく「早慶上智」グループに括られるワケ

  4. 4

    ドジャース大谷の投手復帰またまた先送り…ローテ右腕がIL入り、いよいよ打線から外せなくなった

  5. 5

    よく聞かれる「中学野球は硬式と軟式のどちらがいい?」に僕の見解は…

  1. 6

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  2. 7

    進次郎農相の「500%」発言で抗議殺到、ついに声明文…“元凶”にされたコメ卸「木徳神糧」の困惑

  3. 8

    長嶋茂雄さんが立大時代の一茂氏にブチ切れた珍エピソード「なんだこれは。学生の分際で」

  4. 9

    (3)アニマル長嶋のホームスチール事件が広岡達朗「バッドぶん投げ&職務放棄」を引き起こした

  5. 10

    米スーパータワマンの構造的欠陥で新たな訴訟…開発グループ株20%を持つ三井物産が受ける余波