ドジャース大谷「中5日登板」が及ぼす“リアル二刀流”復活への深刻負荷…いきなり160キロの反動だけじゃない
大谷は例年、6月に本塁打を量産している。54本打った昨年は6月に12本、44本の23年は15本塁打を放った。が、今月はまだ4本。ここ6試合は23打数4安打(打率.174)で毎試合の計11三振と精彩を欠いたのは、本人も認めているように投手としての調整が本格化した負荷とみるべきだろう。
エンゼルス時代は疲労度に応じて登板間隔を広げたり、登板日前後に休んだりしたこともあった。しかし、今回は1、2イニングのオープナーだからなのか、中5日で投げて打席にも立つ“リアル二刀流”によるフル回転だ。
「1週間に1回投げつつ、またイニングを少しずつ伸ばしていけたら、ブルペンの負担は少しは減るのかなと思う」
本人はこう言って、火の車の投手陣の台所事情もおもんぱかっているものの、今後も“リアル二刀流”での中5日が続くようであれば、体が悲鳴を上げても不思議ではない。
まして先のパドレス戦では18日に右太もも、20日には右広背筋付近と2度も死球を食らい、患部にはいまだ青アザが残っている。