ドジャース大谷「中5日登板」が及ぼす“リアル二刀流”復活への深刻負荷…いきなり160キロの反動だけじゃない
大谷翔平(30=ドジャース)が日本時間23日、本拠地ドジャースタジアムでのナショナルズ戦に「1番・DH」で先発登板。リアル二刀流復帰2戦目は1回を無失点2奪三振だった。
大谷の登板は、日本時間17日のパドレス戦以来となる中5日だ。
メジャー8年目でこれまで計86試合に登板し、そのうち中5日以内は34回。この日が35回目になる。
この中5日の登板間隔が打って投げての二刀流にかなりの負荷をかけているのは否定できない。
メジャー1年目の2018年は、初の中5日だった6月7日の対ロイヤルズ戦(4回を4安打1失点)後に右肘靱帯損傷が発覚。10月に1度目の右肘靱帯修復手術を行った。
手術明けの20年は中5日以内が0。翌21年は5回。サイ・ヤング賞投票で4位だった22年(15勝9敗、防御率2.33)は12回あった。
そして9月に2度目の右肘靱帯修復手術をした23年は中5日以内が過去最多の16回。ダブルヘッダーの1試合目に完封し、直後の2試合目に2本塁打した7月28日のタイガース戦も中5日だった。この年の4月には前回2イニングしか投げていないからと中3日登板もあったほど。肘の靱帯を損傷して投げられなくなったばかりか、右脇腹を痛めて打者としての出場も不可能に。シーズン終了を待たずして右肘にメスを入れたのだ。