ドジャース佐々木朗希 マイナー調整登板ナシ“大谷流リハビリ”の落とし穴…メジャー同行でさらなる故障も
右肩のインピンジメント症候群で負傷者リスト(IL)入りしているドジャース・佐々木朗希(23)が、復帰に向けて動き始めた。
すでに先週からキャッチボールを再開しており、デーブ・ロバーツ監督によれば、今月中の実戦復帰を見据えているという。
佐々木の右肩に異常が見つかった際、指揮官は筋力不足による球威の低下を指摘し、基礎体力づくりを行い、投球フォームも一から見直すリハビリ方針を明かした。
さらに右肘靱帯修復手術、左肩関節唇損傷修復手術からの復活を目指す大谷翔平(30)同様、マイナー戦で調整登板はせず今後はメジャーに同行してブルペン投球やライブBP(実戦形式の打撃練習)に登板させる予定だ。
佐々木をメジャーで起用しながら育成する当初からの球団方針によるものだが、先行きは極めて不透明だ。大谷のように、リハビリ過程が終盤に入り、投球フォームが固まっていればともかく、佐々木のように土台からつくり直すとなると、それぞれの球場で異なるブルペンやマウンドで投げ込むのはリスクが伴うからだ。