ドジャース大谷翔平を支える驚異の「しぶとさ」…投げて、打って、“イッペイ事件”でも発揮
投打ともガクンといきそうなタイミングで持ち直すのだ。
ここまで2試合連続無安打が6回。3試合以上、無安打が続いたのは一度もない。そもそも大谷にはスランプというほどのスランプがない。結果が出なくても、すぐに自力で修正してしまうのは日本ハム時代からの特徴でもある。
「特に打撃に関しては試合中のベンチでもベンチ裏でも、タブレットで相手投手や自分の打撃フォームの映像を繰り返し見ています。そうやって得た情報や、気付いたことを体現する能力に長けているのでしょう。だから悪い状態が長く続かないのですよ」とは現地特派員。
大谷の修正能力が優れているのはもちろん、ガクンといきそうでいかない。花巻東(岩手)からプロ入りしたときも、日本ハムからメジャーに移籍したときも、最初は壁にブチ当たった。投手としてはメジャーに来てから2度も、右肘靱帯の修復手術を受けた。
昨年は全幅の信頼を寄せていた通訳のスポーツ賭博が露呈。大谷の銀行口座から24億円超を盗んでいたことも発覚、精神面で大きなダメージを受けた。ズルズルといっても不思議ではないくらいの大事件だったが、持ち直せるのはしぶとさ、粘り強さがあればこそだ。