豊橋中央(愛知)萩本監督「何でもダメだと抑えつけるのではなく、まずは認めてあげること」

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 「地元に一つ恩返しできたかなと思っています」

 10日の第4試合で日大三(西東京)と対戦する豊橋中央の萩本将光監督(42)はこう言う。愛知県豊橋市出身。中京大中京(愛知)時代の2000年に甲子園出場。13年から豊橋中央のコーチを務め、18年に監督就任。今夏、全国最多173チームが参加した愛知大会をノーシードから勝ち抜いた。メンバーは全員県内出身。主将の砂田、エースの高橋、捕手の松井ら主力は豊橋生まれだ。高橋がプロレスラーの故・アントニオ猪木さんの顔マネをすることが話題になっているが、そんなチームを率いる指揮官に、指導方針について聞いた。

 ──私学4強のうちの愛工大名電と東邦を撃破しての甲子園出場。「明るく、楽しく、元気に」がモットーだと。

「好きで始めた野球ですからね。『まじめぶってやるな』とは言いますね。周りから『個性豊かですね、面白いですね、楽しそうですね』と応援してくれる人が増えているのはすごくありがたいです。そもそも、Sランク、Aランクの中学生は4強や県外の強豪校に行く。そこでどうやって4強に勝てるのか、今回もこれで勝った、とはっきりしたものはわからないです。試合に負けたら練習の仕方を変えたりはしますけど、一つ言えるのは、生徒の個性を大事にしてきたことが、結果として出たのかなと思います」

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